堕天王の逝く道

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zoom RSS 『故郷に帰る』 艦これ二次創作小説

<<   作成日時 : 2014/07/09 19:27   >>

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唐突に思いついた艦これの二次創作小説です。
前の二作とは違う解釈をしています。
お盆も近いので、季節モノということで。

登場人物は、高雄型(鳥海を除く)です。鳥海は、残念ながら出せなかった。ウチの鎮守府で二番目に強い重巡なのに。




   『故郷に帰る』


 蝉しぐれの中、畦道を歩く。抜けるような青空から降り注ぐ太陽を遮ってくれるものは何もない。滝のように流れてくる汗を拭いつつ、足早に畦道を抜ける。
 ゴツゴツとした岩の多い川にかかる古い橋を通り、坂道を登って行く。学校に通うため、何度も往復した道。陽炎の向こうに、そんな日々が垣間見えたような気がして、少し物悲しくなった。
 坂道を途中で折れ、細い界隈を進み、そこを抜けた先の古い二階建ての家。そこが目的地。気負うことなく、玄関の引き戸を開く。
「ただいま〜」
 ひんやりとした玄関。声が木霊する。
「あっ、姉ちゃん。おかえり」
 靴を脱いでいると、妹が降りて来た。
「よっ、久しぶり。元気していたか?」
「こっちはボチボチ。姉さんは?」
「私は見ての通り、元気バリバリよ」
 妹と共に居間へと向かっていると、丁度居間から母親が出て来た。
「勝美! アンタ、まぁ! もう、元気そうじゃない!」
「電話で元気だって言っただろう。そんなに泣きそうな顔するんじゃねぇよ」
 泣きそうな母親を元気づける。
「タカ姉とコウ兄は?」
「昼過ぎには帰ってくると言っていたよ。孝子は、孫が生まれたのよ」
「もうその話は何回も聞いたよ」
「カツ姉は、彼氏とか出来た? 提督って若い男の人なんでしょ?」
「あぁん? なんでそこで提督が出て来るんだよ。ねぇよ、アイツとは」
 笑い声が響く。
 そんなやり取りが全部懐かしくて。その時だけ彼女は、勝美と言う少女に戻っていた。


「ただいまっと。はい、お土産だよ」
「おかえりなさ〜い。なになに? ぱんぱかぱ〜ん! かす巻きよ〜!」
 愛宕に紙袋を渡すと、愛宕は嬉しそうにお土産の品を取り出し始めた。
「おかえり。実家はどうだった?」
 続いて、部屋の奥で本を読んでいた高雄が出迎える。
「いつも通りだったよ、姉さん」
 机の上に置いてあったいつものカチューシャを頭に付けながら、摩耶ははにかみつつ答えた。


 END





補足説明
艦娘が以前は普通の女の子だったという設定で描きました。これは、『陽炎、抜錨します!』でも使われている設定ですね。
もっと話を練ってやろうかと思いましたが、思いついたものを下手にいじりませんでした。なので、鳥海不在(苦笑
名前は適当。思いつきです。
何故摩耶だったのか。そんなもの私にも分かりません。思いついたものに理由は多分ない。

この設定でもう一作、思いついたことがあるので、書こうと思っています。






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