堕天王の逝く道

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zoom RSS 『魔女っ娘デカ』  UN−GO二次創作小説

<<   作成日時 : 2011/12/17 09:35   >>

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UN−GO
http://www.un-go.com/



このお話は、第八話の一部を勝手に捏造したものです。正しい内容は、アニメ本編をご覧くださいませ。

では、本編へ。


 魔女っ娘デカ

 UN−GO 第八話より
 行方の分からなくなった新十郎。彼は、東関東社会復帰センターという所に、何故か収監されていた。泉と梨江は、新十郎が最後に接触した、自称『小説家』の男と面会をすることに。
「途中で登場人物が増えると、プロットが狂うんだ。あまり、出しゃばらないでね」
 自称小説家は、被り振りつつ、そんな事を言う。泉と梨江は、状況がよく分からず、相手の出方を待つ形になっていたが――。
「君は魔女っ娘デカね」
「えっ?」
 その時、別天王の力が発動した。

 監督が殺された。犯人は、新十郎か? 新十郎は、自分が手を下したのかと戸惑い、苦悶していた。そこに現れたのは、奇抜な格好をした梨江とそれの付き添いで白い着ぐるみを着た泉だった。
「結城新十郎! この魔女っ娘デカリエチーが、愛と魔法でお前の悪事を暴いて見せる! 綺羅星!」
 右手の第一指から三指までを伸ばし、残り二指は折り畳む。手の内を相手に向け、第一指は下向き。第二指と第三指で、右目を挟む形のポーズを取った梨江。周りが、水を打ったかのように静かになった。梨江は、その恰好のまま硬直。
「・・・・・・」
 新十郎も、半眼で『何を言っているんだ?』という顔をしていた。状況が動かない。梨江も、同じ格好のまま動けずにいた。プルプルと震えている。
「・・・はい、カット。解散!」
 新十郎は、目が醒めるような手拍子を打ち、周りの人間にそう指示した。梨江は、顔を真っ赤にして、そんな新十郎に訴えた。
「ちょっと! なんでよ?!」
「いや、それはないわー」
 新十郎は、自力で目を覚ましていた。

 その後の梨江
 事件は解決し、別天王は姿をくらました。新十郎は、因果と風守を引き連れて、海勝宅を訪れていた。ベルを押すと、メイド長が出て来た。
「それで、お嬢さんの具合は?」
 あの事件以降、梨江を見かけなくなった。居てもキンキンキャンキャンとけたたましいが、いないとなるとその分だけ寂しくなる。新十郎の救出に力を貸してくれた彼女のために、なけなしの金で花束まで用意した。そこら辺の野花で手を打とうとしたら、風守に『それはないと思う』と言われ、仕方なく花束を買ったのは内緒だ。
「それがお嬢様は・・・あれから、一歩も部屋から出ておりません。申し訳ありませんが、今日の所はお引き取り願えませんでしょうか?」
 それならば仕方ないと、花束だけ渡して新十郎は海勝宅を後にした。
 メイド長は、花束を持って、梨江の自室を訪れる。ノックして、声をかけるが返事はない。
 梨江は、暗い自室の隅っこで体操座りをして、抱いた両膝の中に己の顔を突っ込んでいる。魔女っ娘デカの記憶が彼女には残っており、その恥ずかしさのあまりに彼女は引きこもっていたのであった。


 風守の追い討ち
 梨江は、一週間ほどしてようやく部屋から出て来た。メールで、そっけない花束に対する感謝の言葉を送って来ただけで、新十郎たちの前に姿を見せることはなかったが。
 新十郎は、簡単な依頼を済ませて部屋に戻って来ると、部屋の中央で、風守がノートパソコンのキーボードを叩いていた。
「なにをしているんだ? 風守」
「とても面白いものが見れたので、私なりにアレンジしてみました」
 ノートパソコンの画面を見て、新十郎は絶句した。件の魔女っ娘デカに扮した梨江が、軽快な音楽と共にダンスを踊っていた。そして、そのダンスの終わりに『魔女っ娘デカリエチー』とタイトルまで出て来る始末。これでは、アニメのオープニングである。
「風守」
「どうですか? 自信作です」
「確かに出来はいいが、それはもう誰にも見せるな。さすがに、あの子が可愛いそうだ」
 珍しく新十郎は、梨江を憐れんでいた。ただ、風守の方はそんな新十郎の言葉の意味が理解できず、首を傾げる。
「こんなに可愛いのに受け入れられないなんて。人間はよく分かりません」
 風守は、新十郎の言葉に従い、魔女っ娘デカエリチーのデータをゴミ箱へと投げ込んだ。


END

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