堕天王の逝く道

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zoom RSS おおかみかくし 感想

<<   作成日時 : 2009/08/26 20:43   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 6 / トラックバック 0 / コメント 2

今日、全て終わりました。総プレイ時間は、およそ30時間といったところですね。
公式:http://www.konami.jp/products/okamikakushi_psp/

http://47762756.at.webry.info/200908/article_19.html
↑以前も少し触れた作品ですね。あの時は、まだ中盤だったのです。で、最後まで終えた瞬間、本気でソフトを投擲しようかと思いました。いや、マジで。
これほど、後味の悪いゲームって久し振りかもしれない。今からこのゲームをされる方は、五十鈴GOODエンドを見たら、ゲームを終えてください。その後のシナリオは、もう理解不能です。おまけというか、遊びすぎて、逆に酷い。最後のシナリオで、なんだかこの作品の全てが汚されたように思えてなりませんよ。全て台無し。


このゲーム、山ほど言いたいことがあります。それを全部列記していたら、意味不明になりますので避けますが、本当に細かいことを笑って済ませることができる方、限定のゲームです。
簡単な一例を挙げると、
先のシナリオで、『コンビニがない』と行っているにも関わらず、他のシナリオで五十鈴が『コンビニにアイスを買いに行っていたんだよ』という台詞が出てきます。
こんな感じのことが良くあるんですが、それはこのゲームが何人ものシナリオライターが居るからだと・・・納得する反面、なんでちゃんと設定を統括しなかったのかと、甚だ疑問。だから、どのシナリオを誰が書いたかなんて分かりませんが、時々変な差異が発生するんです。それが、いちいち気になって鬱陶しいことこの上ない!

エンディングも多数ありますが、すっきり終わっている印象があるエンディングは二つか、三つか。なんだか、妙にごまかされて終わっているような、なんだか気持ちの悪いものが残るシナリオも多数。

結局、先のブログでも書きましたが、このゲーム、稚拙なんですよ。作りこみが足りない。時代背景を活かすことも出来ないくせに、時代にこってみたり、狂気のシナリオにころうとしているくせに、キャラが必要以上にお人よしだったり、ご都合主義の展開をかましたり、設定を作りこんでみたが放り投げて回収しなかったり、もうね。

キャラの会話には魅力があるんです。しかし、このゲームは一応ミステリー。その謎かけ部分が、全然面白くないとなると、これはどうしたものかと・・・。

私、そんなに読書するほうではないんで、この手の話といえば、綾辻先生とか小野不由美先生の作品を数点読んだ程度の素人ですね、はっきりといって。でも、、そんな私でもこれは酷いと思う。


・・・あまり作品同士を比較するのは、よくないとは思うのですが、小野不由美先生の『屍鬼』。この話に使われているネタが、同じように使われていたため、最初の方でほぼ展開が読めてしまったというのも・・・つまらなくなってしまった、要因かもしれません。
屍鬼は、徹底的です。これでもか! というぐらいに、徹底的です。
しかし、おおかみかくしは、変なところでいい子ちゃんなんです。それに、うんざりさせられる事も。

『屍鬼』を読んだことがあるかたに、このゲームはオススメできません。ネタバレ豊富(笑。

結局は、キャラ萌えのゲームだったのでしょうか・・・。


しかし、攻略できるキャラは2名です。
・・・私、個人としてはかなめさんのシナリオがあると信じて進めていたのに、裏切られました。

総括、中途半端なゲームでした。

後に、私がこの作品の最大の疑問点を書いておきます。ただ、ネタバレ全開ですので、読みたい人だけ読んでください。















神人について――
この物語において、最も重要な要素である神人。思わせぶりな設定を連発させながら、結局なんらかのウィルスに罹患した、ただの人間であったと暴露される。ただ、このゲームの中途半端具合を表すかのように、それがなんのウィルスなのか、結局治療は出来るのか、将来的にはどうなのか・・・なんていうネタは放り捨ててます。これについては、徹底的にやってもらいたかった。

この神人。私が気になっているのは、この一点です。

『人よりも優れた神人が、なぜ人との共生という道を選んだのか』

神人は、ウィルスに罹患しております。それは、唾液によって感染する。感染した人間は、神人となる。
見た目は、人間とまったく同じで、嗅覚や身体機能が人よりも優れています。
唾液による感染で仲間が増やせるだけではなく、なんと彼らは神人同士の生殖行為でも子孫を増やせるんです。そう、この神人という生命体は、『子孫を残す方法を二つ持っている生命体』なんです。
これって、最強だと思いませんか?
唾液で普通の人間を神人に変えて、さらに自分達でも子孫を増やせる。
襲われれば、普通の人間は神人には勝てない。
弱点は、『寿命が短い』のみ。それでも四十年以上は生きます。十分すぎます。

そんな彼らは、人が纏う匂いを奪いたくなる衝動を備えております。それを律する事は大変で、時には暴走したりします。その暴走した神人は、同じ神人の手によって処分されるのですが・・・それでも彼らは、人に寄り添って生きているんです。

おかしいと思いませんか?

人に寄り添う説得力が、そこにはまるでないんです。
ゲーム中では、人にばれれば駆逐されてしまう。そう言っております。本当にそうでしょうか?
人と神人を見極める方法は、なんと神人側のみの特技。てことは、彼らは人の社会に混入して、いくらでも仲間が増やせる。現代ではそれでも難しいかもしれない。しかし、大昔の時代なら、彼らは瞬く間に日本中の人間を、神人へと変えることは可能だったはずである。
単純な性能は、神人のほうが上なんだから、それは自然の摂理です。二つも子孫を増やす方法を持ちえた神人が、負けるはずがない。わざわざ自分達を律する必要なんて、そもそもないのです。

彼らは、自分達の方が優れているのに、弱い奴の顔色を窺って隠れ住んでいるんです。これは実におかしい。誰が考えても、そんなのはおかしい。


それらのことから考えて、おおかみかくしの『神人』には無理がある。それに、『神人』を救う方法は、いたって簡単である。
全世界の人間が絶滅すればいい。『神人』だけになれば、もともと獲物としていた人間がいなくなったことで、『狩り』に使っていた機能が、必然的に衰退する。それを何世代も繰り返せば・・・。
彼らは、普通の人間に戻ります。それで、終わりです。
何千年も昔から彼らが存在しているならば、早々に弱い人類は駆逐され、強い『神人』だけになっていることは、容易に想像できる。そして、何世代も繰り返して、人になってしまったら・・・。
このゲームは成り立ちません。



吸血鬼は、太陽の下では生きられない。それに、自分達が増えるためには、『吸血』しかないし、生きているくためにも『吸血』しかない。そうなると、人類が滅びてしまえば、共倒れ。だから、彼らは人を滅ぼせない。これは分かる。
しかし、神人は、生殖行為で子供を増やせ、普通に人間と同じものを食べて生活できます。人間なんて、必要ないんですよ、彼らは。だから、人間に隠れて暮らす必要ない。彼らが絶滅しようが、神人にはなんの障害もないのだから。

どう考えても設定が成り立たない。


私は、素直にこういう風に思いました。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして・・・
私は屍鬼を読んだことがあって、今作の監督役である竜騎士07氏のひぐらしのなく頃にをマンガとアニメでみたことあるんですけど、ひぐらし自体がかなり屍鬼に似た作品でした・・・特に舞台設定的なものが
ひぐらしは解答編まで全部通すと、予想の斜め上をいく超展開がたまにありますが、全体的には面白かったので、今作も期待しているのですが・・・シナリオ書いている方が複数なのはよく調べてなかったため、知りませんでした。
買うかどうか考えるときに参考にさせてもらいます。
憂我
2009/10/04 12:48
初めまして。
細かいところで、とても惜しい作品でした。底にある力みたいなものがあるのですが、いかせんシナリオライターが烏合の衆すぎるのが・・・。
もし、余裕があるのであれば、一度プレイしてみるのもいいかもしれません。
堕天王
2009/10/04 19:15

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