堕天王の逝く道

アクセスカウンタ

zoom RSS 方言を使った小説

<<   作成日時 : 2007/12/03 14:41   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

スタジオYOUから、サークル参加証が届きました。
http://www.youyou.co.jp/
12月16日 小倉コミックライブ122
配置は、『K20』です。
サークルさんは、全部で240ほどの様子。
500スペース募集で、半分か。
車での参加はご遠慮らしいので、電車で行かなければならない。
今年最後の、サークル参加となります。
ご来店、お待ちしております。


では、小説を。今日で最後です。
明日からは、ファンタジー小説の短編を予定しております。


 空白外伝〜春野家の狩人〜 その6

 美由紀は、外で待機していた車に乗って帰っていった。もう会えないかもしれない――そう思っていても、『ありがとう』という言葉を紡ぐのでやっとだった。
 春野美由紀――また会えるだろうか。
 連絡先ぐらい聞いておくべきだったと思ったのは、車が見えなくなってから。大きなため息をついて、浩二は家路へと付いた。

 次の日の朝、浩二は欠伸をかみ締めながら学校の廊下を歩いていた。薄情にも仲間は、あの時すでに家に帰っていた。今日、どう言ってやろうかと、浩二は息巻いていた。
 いざ自分のクラスへ乗り込もうとしたその時、『増山君、おはよう。よく寝れた?』と、声をかけられた。
 隣のクラスの入り口、そこに立っていたのは頭に包帯を巻いた春野美由紀であった。
「は、春野さん?! えっ? な、なんでぇ?」
 驚く浩二。対して美由紀は怪訝な顔をしていた。
「クラスが隣やったこと、知らんかったん? 結構、アホなんやなぁ」
 昨日の思いが無残にも砕かれた。呆けている彼に、美由紀は『請求書は昼休み渡すけん、逃げたら承知せんよ』と言い残して教室に入っていった。
「せい・・・きゅうしょ?」
 思い出す。
「あんたらがぶち破った窓の請求は、きちんとするけんね」
 彼女は確かにそう言ったのだ。
 ガラスの値段は、結構とんでもない。そもそも窓を割ったのは浩二ではなかった。
「あいつら・・・! そうや、とりあえずあいつらに思い知らせなあかんやった!」
 本来の目的を思い出して、浩二は教室へと入っていった。
 淡い恋心は、その頃にはもう跡形もなく消えてなくなってしまっていた。

 END

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
方言を使った小説 堕天王の逝く道/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる