堕天王の逝く道

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<<   作成日時 : 2015/04/04 22:49   >>

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拍手を一つ頂いておりました。
いつもありがとう〜。


最近、認知症という言葉を良く耳にするようになりましたが、ご高齢の方が増えて来たということもあって、知っておきたいと思う人が多くなってきた――ということでしょうか。

少しだけに認知症について、私の経験に寄ったことですが前書きとして書きます。私の経験によるものなので、話半分程度に受け取ってもらえればと思います。
興味のない方は、つらつらっと下の方まで移動してください。


認知症と一括りにしてしまう事が多いですが、実際認知症は多岐に分かれ、その人の人物史によっても様々な症状を呈するものです。
大きなカテゴリーの中でも、『血管性認知症』と『アルツハイマー型認知症』は、症状が違います。他にも私が聞いたことのある認知症の病名だと、『レビー小体型認知症』、『前頭側頭型認知症』なんていうのもあるみたい。
さらに、ベースに統合失調症や鬱病なんかもある方がいて、まさに複雑です。
ただ、認知症の共通する症状、まさに代表となる症状が、『短期記憶の欠如』。新しい事は覚えるのが難しく、昔の事は忘れない。それと、『認識力の欠如』も代表的なものですね。
私は、認知症の事を『認知することが出来なくなった病気』と大雑把に思っています。

食事を配膳した時に、それを食事であるということが認識できない。
スプーンが、食事をするための道具だと認識できない。
『食べてください』という言葉が、何を意味しているのが分からない。

認知症とは、そういった病気です。
例に挙げたような案件は、スプーンで一口介助してあげると思いだしたり、食べる動作を見せてあげると思いだしたり、時には手を添えてスプーンを持ち口に運ぶと思い出したりします。

ついつい常軌を逸した行動をする認知症の方に苛立ちを感じてしまいがちですが、その『苛立ち』は認知症の方の苛立ちでもあるという事を、理解して看護、介護をする必要があると私は思います。
人の感情は、他者に伝播する――と私は習いました。
怒りを持っている人のその怒りは相手をイライラさせるし、悲しみを持っている人のその不安は相手も不安にさせる。

言われた事はすぐに忘れてしまうけど、嫌な気持ちは残り続け、その人の症状をどんどんと悪化させていきます。私は、そんな方を何人も見てきました。
旦那さんに暴力を受けていた方は、「お父さんごめんなさい!」と、突然泣いて土下座をしていました。
目の前で両手を上げただけで、目をいっぱいに広げて怯える方もいらっしゃいました。たくさん、叩かれたのだと思います。

嫌な気持ちは残り続ける。それだけは、絶対に忘れてはならない事です。

長い長い時を生きて来て、病を患ってしまった。そんな方に寄り添い、少しでも穏やかに過ごせるように援助していくことは、その人が生きて来た日々を労わる事になるのではないか――と私は思っています。


いつ頃からか、私は認知症の方は『生きている時間が違う』と思うようになりました。時々、私たちと同じ時間に戻ってきますが、大抵はその人が輝いていた時代や苦労した時代を彷徨っています。
朝四時に覚醒して徘徊する方の訴えは、「今日は遠足でしょ? ご飯を炊かないと」でした。いいお母さんだったんでしょうね。
朝十時に帰宅要求が出現する方の訴えは、「私は夜勤明けなのよ! 帰らせてよ!」でした。お仕事を頑張っていたのだと思います。
鏡を見せて、「鏡に映る人は誰ですか?」と尋ねると、「知らない人」と答える。きっと、本人はもっと若い時代を彷徨っていて、鏡に映る年老いた自分が、自分である事が分からないのでしょう。

私たちには、『理解できない行動』も色々な仕事の動作だったり、本人の昔からの癖だったりするのだと思う。大工をしていた方は、よくテーブルや洗面台に登っていました。本人の時間では、お仕事中なのでしょう。

だから、認知症の方の対応で重要な事に『否定してはいけない』というのがあるのだと思います。
「今日は遠足でしょ? ご飯を炊かないと」には、「ご飯なんか炊かなくていい!」と答えるのではなく、「ご飯は私が炊いておきますから、もう少し休んでいていいですよ」と答える。
「私は夜勤明けなのよ」という方には、「看護師さん、申し送りがまだですよ」と声をかける。

私たちもその人の時間に合わせていくことが、大切だと私は思っています。
ただ、認知症があるので、しばらくすると忘れてまた同じことを訴え続けます。上手く気を逸らす事が出来れば訴えが消失しますが、なかなか消失しない時は、「はいはい、お疲れさん」と根負けして流してしまいますが(苦笑

前置きが長くなってごめんなさい。
認知症の看護をして、およそ八年。他人に披露する機会がないことなので、ちょっと自分の看護観を書きたくなっただけです。




ここからは、いつも通りです。


小説の進捗具合は、今週もそんなには進んでいません。進んでいないけど、いつも通りのスピードです。脳内プロットは、しっかりと出来上がりつつあって、思っていたよりも早く仕上がりそうな気がしています。
あまときは、特に動きなし。ネタを集め中。
他は、動きがありません。


残りは、アニメとかゲームの話。

まだ冬アニメの消化も終えていませんが、今の所で、良かったアニメ、もうちょっとのアニメ、書きたいと思います。

SHIROBAKO:キャラは可愛いし、アニメを作るという仕事がどういうものなのか知る事が出来たし、とても良いアニメでした。特に中だるみをしていた印象もなく、P.A.WORKSのなかでも最高傑作だったと思っています。個人的には、『TARI TARI』が好き。ちょっと演出がくどいと思う所もありましたが、全体が良かったので些細な事でした。最終回もとっても良かった。

夜ノヤッターマン:どんなアニメなのかと思ってフタを開けてみたら、ちゃんとヤッターマンだった――という印象。レパード可愛い。結構、最初から最後まで楽しめましたが、最終話が『万策尽きて』いて、驚いた。同じシーンの使い回し、アニメがなんだか繋がっていないなどなど。そこら辺、もう少しなんとかならなかったのかな、と思いました。最後のヤッターマンのシーン、昔の曲、この辺りは熱かった。

アルドノア・ゼロ:最終回で結構がっかりしました。私は、主人公とヒロインがちゃんと結ばれる話が好きなので、「ん……ん? なんか腑に落ちない」という感想。他は良く出来ていたと思います。

神様はじめました◎:ストーリーも良かったけど、大地監督が作り上げた雰囲気が好きで気に入っていました。一期よりも面白かったかも。三期、やらないかな。

Gのレコンギスタ:半分ぐらい話を理解できていなかったけど、そう言うものだと思ってみていました。この作品に関しては、キャラの台詞や動き、それらが他とは全然違う描き方なので、とても勉強になりました。アニメを見る度に、『あぁ、自分にはこんな描写できないわ』と思ってばかりでした。


他は、まだ消化中。

ゲームの艦これは、叢雲の改二だと思われる告知がありました。やっぱり叢雲か。春イベでは、イタリア艦の実装が予定されているみたいで、とても楽しみ。一年振りの戦艦の実装――かな?
面倒臭い新任務は、全力支援で突破。イベントでもないのに、イベントのような状態でした。六駆のほうも、なんとか終わりました。
終わったけど、またこういう面倒な任務が来るんだろうなぁ。



定期活動報告でした。

空白ノ翼
第七章と第八章の間の話
ボチボチです。

幽世喫茶 13作目 『お師匠様が来た』
お休み中。

地元小説『あまとき』
ネタ集め中。

艦これ二次創作
停滞中。


参加予定イベント
6月6日 第4回福岡ポエイチ
6月28日 Tenjin.365





  空白ノ翼 第7.5章 『それぞれの休暇』

 琴菜を乗せて、島一周を果たした聡は、丁度海から上がって来ていた夏樹たちと合流して、昼食を摂った。
「人一人乗せて、島を一周なんて、聡さんは馬か何かなの?」
 夏樹は、心底驚いていた。
 食事の後、由紀子と椿が別行動となった。聡たちは、近くの物産展にお土産の下調べに向かった。
「ん……」
 琴菜は、陳列している商品を真剣な表情で見つめている。
「誰かに土産を買うのか?」
 と言った所で、聡はそれが失言だったと思った。琴菜の両親はすでに亡くなっている。琴菜と過ごして四ヶ月であるが、それでも琴菜に『土産を送る相手』が居ない事は察する事が出来ていた。
「ちょっとね」
 琴菜は、特に気にした様子もなくそう答えた。あまりにも真剣だったので、聡はそれ以上琴菜に関わらなかった。
 物産展内に設けられた休憩スペースへと赴くと、夏樹と神華が居た。櫻と沙夜の姿はない。
「もう見終わったのか?」
「私は毎年来ているからね」
「そうだったな。天野さんは?」
「私は今から見てきます。夏樹さんの事、お願いします」
 神華は、聡に頭を下げて足早に去って行った。
「いってらっしゃ〜い」
 それを見送る夏樹。神華が気を利かせたことには、気付いていなかった。
 神華には、夏樹に対する負い目があった。それは、誰も知らない神華だけの事情によるものである。
「ここはいい所だな」
 神華が座っていた場所に、聡が座る。
「うん。私も大好きなんだ」
 夏樹の視界に、自分の左手首に装着しているリストバンドが入った。すっかり古びてしまったそのリストバンド。ずっと持ち主を探していたが、最近神山聡の物であったことが判明した。
「聡さん、これ……」
 リストバンドを外して両手に包むように持ち、それから花が咲くように下から支えて、聡の前で両手を開いて見せた。
「聡さんは覚えていないかもだけど……」
「あぁ、俺のリストバンドか。ずっと持っていてくれたのか」
 聡には、過去の記憶はない。しかし、リストバンドに関する事は、聡の過去を知る坂田斎から聞いていた。そして、夏樹は聡が記憶を失っている事を知らない。そのため、話を合わせるため、敢えてそう言ったのであった。
「斎の奴に随分怒られたよ」
 斎からプレゼントされたリストバンド。過去の自分は、何故それをあっさりと手放したのか。記憶を失っている聡には、自分の事であるが、まるで分からないでいた。
 落ち込んでいる夏樹を励ますため――という理由では、腑に落ちない。他にもいくらでも方法はあったはずである。
 何故、斎からのプレゼントを横流ししたのか。
 それは、結果はともかくとして褒められたことではない。
「それは夏樹が持っていてくれ」
「いいの?」
「あぁ、そうして欲しい」
 夏樹が嬉しそうに笑い、リストバンドを再び左腕に装着した。
「私ね、このリストバンドのおかげで足が速くなったんだから」
「そっか」
 夏樹の笑顔が、聡の心にチクリと刺さった。
 夏樹のためを思って、リストバンドを彼女に再び譲渡したわけではなかったからだ。過去の自分が何かしらの想いで、ある種拒絶したその品は、聡にとってはとても恐ろしいものだった。
「悪いな」
「ん? 聡さんは、全然悪くないよ。本当にありがとう」
 そんな夏樹の気遣いも、今は心が痛むばかりであった。

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