堕天王の逝く道

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zoom RSS 定期活動報告

<<   作成日時 : 2015/02/21 20:28   >>

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今週も拍手を頂いておりました。
いつもありがとうございます。

創作の進捗具合は、やや停滞気味です。記事の一番最後に、今書いている空白ノ翼の最新作、書き上がっている部分を公開しておきます。空白ノ翼を首を長くしてお待ちの方は、久しぶりの新作、雰囲気を味わってもらえたらな、と思います。

空白ノ翼:執筆開始。ぼちぼち進んでいます。2〜3ヶ月はかかると思われます。

他、停滞中。
空白ノ翼は、ストーリーが重たい(雰囲気とかではなく、世界観全体の設定量が多い)ので、全力で挑まないと進まない。しばらくは、空白ノ翼一辺倒です。



残りは、アニメとかゲームの話。

ユリ熊嵐、やっぱり面白い。友達関係になるまで、6話も消費した。ここから物語が動き出すのかな。

ファフナー:不穏な空気は相変わらず。一騎は、間に合うのかな。

艦これ:瑞鶴と加賀――途中から、翔鶴に変わっての話。MOということは、ゲームで言うと5-2付近? 珊瑚が嫌いな祥鳳さんが、大変な目に。瑞鶴と翔鶴なら、スコール、という具合にやっぱりスコールが絡んでくる。『いつ静』でも、瑞鶴と翔鶴のお話がありましたが、こっちでも被弾は翔鶴さん。『いつ静』では、秋月が助けに来てくれましたが、アニメではある程度は自己解決。ここ最近、艦これも随分と面白くなった印象。次は、大和が来る。
ちなみに、『いつ静』は、一話と最新話をここで公開していて、最新話は丁度瑞鶴と翔鶴のお話です。

デビルサバイバー2ブレイクレコード、イベント消化ミスって、ジュンゴ死亡が確定してやり直し決定。そっとDSを閉じてしまいました(苦笑 また、気が向いたらやります……。


ゲームの艦これは、特に何もなし。



定期活動報告でした。

空白ノ翼
第七章と第八章の間の話
執筆開始しました。

幽世喫茶 13作目 『お師匠様が来た』
お休み中。

地元小説『あまとき』
お休み中。

艦これ二次創作
停滞中。


参加決定イベント
検討中。





  空白ノ翼 第7.5章 タイトル未定



 8月19日 午前六時
 夏の朝。木々が生い茂る場所に立つログハウスは、この時間でもやや薄暗い。うっすらと漂う霧。朝餉の匂いを引き連れて、山を降りていく。
「結局、後から来るのか?」
 聡は、ボストンバックの中身を確認しながら、琴菜に尋ねる。
 立麻琴菜と神山聡。ログハウスの持ち主は琴菜で、聡は山で行き倒れていた所を琴菜に助けてもらい、紆余曲折あって今は一緒に暮らしている。
 今日は、聡が勤めている虹野印刷所の慰安旅行――のようなものが催される。本来は、虹野印刷所の社長の姉が経営している海の家を手伝う、臨時アルバイトだった。しかし、社長の娘である夏樹が事故に遭った事から、時期がずれてこの時期となった。
 旅行に行くにあたって、懸念材料は琴菜であった。いつから一人で住んでいたか分からないため、別に放っておいても死にはしないであろう。それでも聡は、敢えて琴菜に旅行に同伴するか尋ねた。このログハウスからほとんど出てない彼女の事を心配していたからである。
「行くとは言ったものの……」
 どことなく歯切れが悪い琴菜。
 出発するとなった途端、琴菜が『後から行く』とごね始めたのである。聡は、一つため息を吐いた後、立ち上がった。
「琴菜、いいから荷物を持ってこい。何を心配しているか知らないが、何も考えずに付いてくればそれでいいんだよ。こういうのは、大抵考えても無駄だ。行くなら行く。それでいい。十分だ。ちゃっちゃと準備して、メシを食っていくぞ」
 琴菜は、少しの間そっぽを向いていたが、諦めが勝ったらしく聡の言葉に従った。
「もう一度確認しておくが、琴菜は俺の姉という事にしてあるから、間違えるなよ。神山琴菜だ」
「分かっているわ。でも大丈夫なの? 昔の知り合いが居たりはしないの?」
「俺の家族の事を知っている奴は、今回来ないから大丈夫だ」
 朝食を終えると、軽トラックに乗って町を降りて行った。この軽トラック、車検も通さず埃をかぶっていたのが判明したのが、お盆の時。車検に出したので今は運転しても警察の御用になる事はなくなった。ちなみに記憶喪失の聡の運転免許証は、ポストの中に放り込まれていた。またしても、『姉御』の仕業であろう。
 集合場所は、虹野印刷所の前だった。虹野印刷所の裏手に車を停めておく。
「おはようございます」
「おっ、来たか」
 最初に顔を出したのは、虹野印刷所の社長である美津子である。
「そっちが、例のお姉さんか」
「神山琴菜です。お邪魔しております」
「別にいいよ。人数は多い方がいい。聡、早速で悪いが、車を出しといてくれ」
 美津子から、美津子本人の車の鍵を受け取る。
「分かりました。そう言えば、介護用の車はどうなりました?」
「介護タクシーを呼んである。何人か乗れそうだから、私の車と分けて港まで行くことになるね。私は介護タクシーに乗るから、私の車は聡が運転してくれ」
「了解です。琴菜、そこら辺で待っていてくれ。車を出してくるから」
 聡は、それだけ言い残して車を出しに行った。美津子もすぐにどこかへと行ってしまったので、琴菜は一人残される事に。
 虹野印刷所の前でぼんやりと立っていると、車椅子に乗った虹野夏樹とその車椅子を押す友達の小泉由紀子がやってきた。
「おはようございます」
 夏樹は、いつものように向日葵のような笑顔で挨拶をする。
「おはよう」
「聡さんが言っていたお姉さん?」
「そうよ。琴菜というの。よろしくね」
「私は夏樹です。こっちは友達の由紀子」
 由紀子は、小さく会釈をする。
「聡さんと似てないですね」
「良く言われます」
 とりあえず、テンプレートな返事をしておいた。
 その後やってきたのは、由紀子の友達である氷女沙夜、橘椿、橘櫻の三名。
「神山聡のお姉さん……?」
 驚いている椿と櫻。この二人、除霊屋という妖と戦う組織に従事している。そして、聡はその除霊屋に監視されている立場であった。そのため二人は、琴菜が聡の血縁者ではない事を知っていたのである。
「あれが例の……」
「櫻、私たちは今ただの一般人よ。知らない振りをしていなさい」
「はい……でも、気になる。気になる……」
 聡と琴菜が血縁者ではない事は知っているが、二人の接点や背景についてはまるで分かっていない。琴菜本人が目の前にいる現状、それを知るのには絶好のチャンス。櫻は、うずうずして地団駄を踏んでおり、椿その肩を掴んで落ち着けさせようとしていた。
「なんか、視線を感じる気がする」
 戻って来た聡に琴菜はそう訴えた。
「気のせいだろう。慣れない場所で敏感になっているんだよ」
 聡は、取り合わなかった。
 待ち合わせ時間ぎりぎりになって、最後の一人である天野神華が合流。すでに到着していた介護タクシーと、聡が出してきた車に乗り合わせ、一路港を目指す事に。
 櫻町は、北の橘山、東の若草山、南の歌宝山と三方向を山に囲まれており、西側だけが海に面している。今回、聡たちが向かったのは、その海に浮かぶ大島という島。遠方から訪れるにしては、大した観光資源があるわけではないが、地元の人が余暇を過ごすには充分事足りる、そんな場所である。
 港からフェリーに乗って、大島の港へ。そこからは徒歩で、宿泊する民宿へと向かった。民宿の名前は、捻りも何にもなく『海の家』。虹野美津子の実の姉が切り盛りをしている民宿である。
 聡は、荷物を畳の上にドカリと置く。部屋は、一回の隅にある六畳程度の狭い部屋。真ん中に小さなテーブルが置いてあるだけで、他には物らしい物が置いていない。そのためとても殺風景な様相であり、とても客人を招くような部屋でなかった。それもそのはず、ここは美津子がここに住んでいた時に使っていた部屋である。普段は使われていないが、今回聡だけが男のため、この部屋を使う事となった。他の女性陣は、二階の大広間に全員一緒で雑魚寝である。
 奥の窓を開けてみたが、客用ではないので見えるのは雑草が生い茂る庭と隣の家との間のコンクリートの塀のみ。
「暑い……」
 二階の大広間にはクーラーが設置されているが、この部屋には扇風機しかない。風の流れも悪いため、すでに蒸し風呂状態であった。
 とりあえず外に退避することにした聡。
「ん? 出かけるのか?」
 台所で、この海の家を切り盛りしている美津子の姉、熊谷明美と話していた美津子が、聡に気付いて声をかけて来た。
 聡は、柔らかく微笑む明美に頭を下げる。
「ちょっと外の空気を吸おうかと思って」
 部屋がクソ暑くて美味しくボイルされそうです――と、言えるはずもない。
「あはははっ、ごめんね、エアコン取っ払っちゃっててさ」
 明美があっけらかんと言い放つ。
「扇風機なら、あと五台は余分なのあるから、倉庫から持って行っていいよ」
「お前の部屋だけ強風波浪注意報だな!」
 二人はケタケタと笑っている。聡は、愛想笑いを浮かべてはいたものの、心の中では暗い感情が過っていた。
「じゃ、ちょっと出かけてきます」
「夏樹たちが海に行くみたいだが、お前は来ないのか?」
「いや、さすがに女子高生の中に男一人は辛いっす」
「そうか。確かに犯罪者だわ。うむ。ダメだわ」
 冷淡に言われて、自分で言った事なのに聡は酷く傷ついた。
「それなら、港に下りたらえぇよ。自転車を貸してくれるよ」
「あっ、はい。ありがとうございます」
 これ以上からかわれてはたまらない――と、聡はそそくさとその場を後にした。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。首を長〜くしている者です。首を伸ばしていますが、まだ九州には届きそうもないので、記事のチェックはパソコンに頼っております。が、今回はまさか空白ノ翼の最新話がついてくるとは思いませんでした。いつものように貪り読ませて頂きましたが、まず、由紀子と夏樹の2ショットがとても懐かしく思えてしまいました。7章での“赤鬼”の一件を経て後「由紀子が(日常に)戻ってきたなぁ」という印象です。この回では橘姉妹や沙夜、神華も一緒に来ているので、由紀子を中心にだいぶ賑やかになりそうですね。続く8章も日常編とのことなので、しばらくは誰もとんでもない目には遭わない……と良いなぁ。夏樹がとんでもない目に遭った5章は奇しくも海の家行きの話が出た回ですが、5章を踏まえると夏樹と神華の二人は“謎の天使”繋がりで危ない縁が結ばれてしまっているので心配です。あの謎の天使は放っておくとロクな事をしませんから、せめて8章が終わるまでは大人しくしていてもらいたいものです。 以上、感想でした。長々と連ねてしまいすみません。最後になりますが、どうか無理をなさらず、じっくりと物語を練り上げてください。応援しております。
砂滑
2015/02/27 16:29
いつも感想ありがとうございます。
事細かに書いて頂いていて、とても嬉しいです。
頑張ります。
堕天王
2015/02/28 20:35

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