堕天王の逝く道

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zoom RSS 堕天王の物語の作り方

<<   作成日時 : 2011/06/01 10:12   >>

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創作をする仲間から、『どういう風に作っていますか?』と時々聞かれます。
そんなわけで、一度はどんな風に作っているのか、ブログに記載しとこうと思いまして。今度、ネット上で聞かれた時には、『こんな感じ』とリンクを張るだけで、簡単なお仕事・・・とか、思ってます(苦笑。

私自身も他の人たちがどのように作っているのかは興味がありますし、こういうのってなかなか表には出て来ませんからね。私が知らないだけかもしれないけど。

そんなわけで、色々な人の話を聞きながら、我流で組み上げていった、堕天王の小説メイキングをご紹介します。
興味があれば、読んで行ってくださいまし。



堕天王式 小説メイキング っぽいなにか

1.ひらめき
私自身、テーマが先に来るってことはあまりありません。時々、付き合いの上で、テーマ――合同誌で『守りたいもの』みたいなものですね、それから発展させることはありますが、本当それぐらいしかテーマが先に来ることはないですね。
日常生活中、仕事中、アニメ鑑賞渉中、ゲームプレイ中、時には夢なんかも――ふとした瞬間に、ひらめきがやってきます。大体は、台詞かな。
今書いている小説の発端は思い出せませんが(忘れちゃうんですよ)、案だけある作品なら、『血に汚れた獣は処分するしかない』なんていう台詞が発端となり、まずはどんなシーンなのかを妄想、次々に話をそこから広げていく。みたいなやり方が多いですね。

2.プロット
脳内で粗方物語の全体図を組み上げます。この時、『こんなシーンを描きたい』というのをいくつか候補に挙げて、脳内で実際にキャラを動かしてみます。そうやって物語の全体図を妄想しつつ、ある程度できたら、今度はプロットとして文字に起こしていきます。
プロットの作り方も、長編と短編で全然違います。今回は、長編で。今書いている空白ノ翼を例にしながら話していきます。

2-1 物語の概要
大体のお話の流れを書きます。最初から最後まで。真ん中の方は適当に。初めと終わりだけ明確にします。

2-2 概要の細分化、キャラクター設定、世界観設定
ここら辺から、同時進行です。行ったり来たりします。物語の概要を書いたら、それを細分化――いわゆる、『章』として区切っていきます。区切りつつ、キャラクター設定、世界観設定を作りながら、必要な話を見つけて、物語に加える。物語の中で必要となる設定を見つけたら、キャラクター設定、世界観設定を追加していく。とにかく見つけて付け加える。ここで出来るだけ矛盾を孕みそうなところを見つけ出して、潰しておきます。ここは徹底的です。とにかく、見つけたことは全て文章にします。物語に使う、使わないは関係なく、全部書きます。

現在書いている空白ノ翼のプロットは、最初に全体図があって、その後章ごとに書くテーマを決めてあります。テーマというか、『ここらかここまでー』みたいな感じですかね。今書いている第六章だと、『刈谷恭介の里帰りをメインに』と決まっています。
それを、大体1章辺り3話構成なので、

例)
1話 恭介が帰ってきて、墓参りに行く話。
2話 鏑木郁子の話を出しながらも、光の一周忌までの間の話を埋める。
3話 光の一周忌から恭介が帰るまで。

こんな感じ。

2-3 細分化したものをさらに細分化
今度は、1話だけを取り上げます。そして、流れを箇条書きにします。

例)
1話 恭介の帰郷
1.恭介が帰って来る。
2.妹との会話。
3.恩師に会いに行く。
4.墓参り。
5.聡に会う。

2-4 細分化したものの中身を充実させる
ここからは、キャラクターの動きをトレースしていきます。
故郷に帰って来た恭介。彼は櫻町に降り立って、何を思う?
妹との会話は? 妹の反応は? それに対して、恭介の反応は?
実際に台詞を書いてみて、キャラクターの心理を見えやすくする工夫をしたりします。自分の頭の中だけだと理屈っぽくなるけど、実際キャラを動かすと、その通りにはいかない。キャラクターがどんな動きをするのか、じっくりトレースしてきますね。
この時、新たなに必要な話が出たら、追加したり、流れが変わったら書きなおしたりします。同時に、世界観の設定とキャラクターの設定も随時追加していきます。

ここまでやったらプロットは終わりです。

3 文章を書く
プロットを見ながら書いていきます。この時、ある程度準備していても、キャラが暴走したり、話の粗を見つけちゃったりすることもあるので、その時はここで文章を書きながら調整していきます。時々、プロットが無意味になっちゃうこともあるんですよね(苦笑。

4.誤字、文章調整
書き終わったら、プリントアップして、赤ペンを持ってゴロゴロ寝ながら、文章と睨めっこです。

これで、小説は完成です。


おまけで、今書いている途中の最新話の冒頭〜第一シーンまでのプロットをそのまま貼り付けておきます。
台詞の部分は試しに書いただけなんで、本編を書く際はこの台詞を調整して、ちゃんとしたものにしていきます。台詞も、あくまでプロットです。そのままは使いません。

よし、これで今度から聞かれた時、少し楽できるな。
何か取り入れられるような場所があれば、幸いです。また、良かったら私はこんな風に作っていますというのを聞かせてください。結構、参考になるんですよ。
私の今の書き方は・・・名前出していいのかな。まぁ、お二人ほど話を伺って、それを合体させて、アレンジさせております。本当感謝。



冒頭 水及のシーン。龍司の最後、それから覚醒。庭へと出て、『最悪な目覚めだな』と呟く。
1.恵美子、恭介を早朝大木公園に呼び出す。恵美子と恭介の会話。
郁子に言われて、朝方、帰る前に恭介を呼び出す。恭介のアドレスは変わっていなかったのだが、一応郁子に確認してからメールを送る。
久しぶりに再会した二人。最初は、言葉を紡ぐことを戸惑うが、恭介がまず頭を下げた。『ごめん』と。彼は、神華の事でもそうだが、結局何よりも自分を優先し、周りを放置して、逃げ出してしまった己を恥じていた。
「なんで恭介が謝らないといけないの?」
 と、当然の返し。恭介が説明すると、
「それで恭介が謝る理由なんてないよ。あの時は、お互い皆一生懸命だった。私にだって、余裕はなかったよ。だから、恭介の事を恨んだり、憎んだり、妬んだり、そんなことは一切ない。ただ、ある程度私も落ち着いた時、凄く心配だった。この町に居ないし、どこかでショックのあまり、死んじゃったりしてないだろうかって。不安だったよ。それを考えると、何も手に付かないから、一生懸命に他の事に没頭して、ごまかしたりしたんだけど。でも、元気そうで良かった。本当に良かった」
「・・・いつも通りの恵美子で僕も安心した」
「少し、間が開いちゃったけど、これからまたよろしくね」
 元々、仲違いをしていたわけではないため、あっさりと仲を取り戻す。

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