堕天王の逝く道

アクセスカウンタ

zoom RSS 魔法少女モノのイメージ書いた

<<   作成日時 : 2010/07/02 20:42   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

根本的に組みなおした企画のイメージは、初めてかと思う。
簡単なものなので、短いです。この話の続きは、書けないことはないけど、材料が揃ってないのでここまでぐらいしか。
変身の『へ』も出てませんが、ちゃんと変身して戦いますよ。
大体、このイメージにも出てくるサクヤという子が依頼を持ち込んできて、それを解決していく話です。所々、中ボスとして女帝と席を並べる神々が出演する、予定です。
魔法少女+祓い屋 といった所でしょうか。

・・・そういえば、ウサギのぬいぐるみがいない。一応、いるはずなんですが。『中身でるぅ〜』を言わせないと、なんか落ち着かない。



 魔法少女モノイメージ

 異世界で大きな戦いがあったらしい。悲壮感を漂わせつつ、彼女はカウンターから白い光に照らされて仕事をしている瑠衣子にこう声をかけた。
「すいません、水を頂けませんか?」
 そう、それが女帝と沖宮瑠衣子の出会いだった。

「ただいまぁ・・・」
 瑠衣子は、心底疲れ切った顔で帰宅する。彼女は看護師である。今日は、夜勤明け。疲労と空腹と睡魔が、彼女の全てを苛んでいた。そんな彼女の癒しが、この先にある。
「瑠衣子、帰還しましたぁー」
「おかえりなさい、瑠衣子さん。チョココロネ食べます?」
 32型の液晶テレビの前に座る、十代前半ぐらいの容姿の女の子が菓子パンの袋を瑠衣子に見せた。彼女の名は、女帝。異世界では、二十二柱存在していた神の一柱とのこと。詳しい事情は語らないが、何やら大きな戦いがあって、この世界に飛ばされてきたらしい。
 瑠衣子は、彼女のことを『ミカド』と呼んでいる。女帝では堅苦しいからというのが理由だ。瑠衣子が夜勤中に、瑠衣子の病棟に転移してきた彼女をそのまま持ち帰り、色々とあって二人の生活は続いていた。今では、瑠衣子にとって癒しそのものである。
「チョココロネ、食べるぅ〜・・・」
 ミカドに抱き着いて、頬を摺り寄せる。ミカドは嫌な顔をせず、そんな猫のようにすり寄ってくる瑠衣子の頭を優しく撫でてあげる。
「本当にお疲れ様でした」
 慈愛に満ちた表情は、彼女が神であると説明されても否定する言葉を思い出せない、そんな美しさをまとっていた。
 シャワーを浴びて戻ってきた瑠衣子は、夜勤で余った缶コーヒーを飲む。ミカドは、テレビを食い入るように見ていた。プールが解放された、そんなニュースが流れている。
「・・・プールか。ミカド、今度、一緒に行きましょう」
「プールにですか?」
「楽しいわよ。この世界の人間は、遊びに関しては無類の強さを見せるんだから」
 一度、瑠衣子の顔を向けたミカドはそれを聞いて、再びテレビへと視線を戻す。子供が、ウォータースライダーを勢いよく滑り降り、キャッキャッと喜んでいる。
「行きたいです。むしろ、連れて行ってください。私を」
「よし、決まり」
 そんな話をしていると――。
「プールに行かれるんですか? それはそれは重畳」
 窓ガラスをすり抜けて室内に侵入してくる、派手やかな着物を纏う少女。見た目の年齢は、ミカドと変わらない程度。切りそろえた髪を長く伸ばすその少女は、月並みであるがまるで日本古来の人形のようであった。
「出たわね。不法侵入者。いつもチャイムを鳴らして、家主の許可をもらって、玄関から入って来いと、言っているでしょう!」
 少女は、心外そうな顔をしている。
「まぁ、この土地の神様である私にそのような暴言。祟りますよ」
「その時は、私がアンタを倒すだけよ」
 バチバチと火花を散らして睨み合う二人。少女の名前は、木花之開耶姫(このはなのさくやひめ)。長いので、『サクヤ』と呼ばれている。彼女の言葉通り、この近くの神社に奉られているのが彼女である。サクヤと出会ってしまったのは、女帝にとっては幸運であり、瑠衣子にとっては不幸そのものであった。
「まぁまぁ、二人とも。サクヤさん、今日はどのようなご用件で?」
「女帝さんは、いつでもお美しいですわ。このようなことを頼むのは心苦しいのですが・・・」
 瑠衣子が小声で、『心にもないことを』と呟いている。
「プール開きの前の大掃除を頼みたいのです」
「そんなもの清掃会社に頼めばいいでしょ」
「瑠衣子さんは、本当にお馬鹿さんで困りますの。馬鹿に、一分の得もなし。お父様がいつも口にしていましたわ」
「こ、この腐れ幼女モドキめ・・・!」
 握っていたスチールの缶がメコメコという音をたてて曲がっていく。凄まじいばかりの握力である。
「それで今回のターゲットは?」
 ミカドは、何事もなかったように話を進める。
「プールに出る幽霊の浄化ですわ」
 プールに行く話が一気に早まってしまった。しかも、遊びではなく仕事で。夜勤明けでテンションの低い瑠衣子のストレスは、加速するばかりであった。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
魔法少女モノのイメージ書いた 堕天王の逝く道/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる