堕天王の逝く道

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zoom RSS 九州創作合同誌Vol.3 原稿状況完成

<<   作成日時 : 2010/05/13 07:00   >>

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九州創作合同誌Vol.3
『変えてしまいたいなにか』

九州創作合同誌企画:http://datenou.blog.so-net.ne.jp/
テーマ:『変えてしまいたいなにか』
5月23日 COMIC CITY福岡23 発売予定

本の大きさ:B5
表紙:カラー 口絵カラー:4枚 本編:モノクロ
ページ数:132
値段:600円

表紙 巴黎
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4月25日
タイトル:『佳人来訪』 26P 漫画
作者:巴黎
サークル名:ぼなぺてぃ
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タイトル:『変えてしまいたい××』 2P 漫画
作者:遥子
サークル名:YokoColors
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タイトル:『天然元帥エニュオさん番外編』 8P 漫画
作者:那珂川奨
サークル名:久留米グラフィッククラブ

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タイトル:『スパイス。』 5P 漫画
作者:みつきゆこ
サークル名:三月書店
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タイトル:『終末めがね』 6P 漫画
作者:つー
サークル名:でこどらいぶ
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タイトル:『変えてしまいたい四コマ』 4P漫画
作者:橋水しょうま
サークル名:−
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4月13日
タイトル:『一人娘のレコンキスタ』 25P小説
作者:堕天王
サークル名:オリ神-origin-
冒頭1P分紹介
 1.彼女の理由
 仕事帰り。日はとっくに暮れ、薄暗い路地に冷たさを帯びた風が吹く。家々の音や匂いが、深遠に沈む世界を優しく揺らすとき、人の心には切なさが降りる。スーツ姿の彼女は、時々前髪を掻き上げている。全身で、疲れを表していた。歩みは、迷いを示すかのように、重たく遅い。
 ――家に帰りたくない。
 その心の囁きは、なお一層心と体を縛る。そんな折、何か音が聞こえたような気がして、彼女は足を止めて、すぐ左の路地を見た。先が見えない細い路地だ。その先がどこに繋がっているのか、彼女は知らない。知る必要もない。普段、まったく気にもとめない通るだけの道なのに、そこにある暗闇が彼女の心を掴んで離さない。
 なにもない。ただただ、暗闇があるだけだ。音が聞こえるのも、当たり前だ。ここは住宅街。人が住んでいる以上、音が発生する。それだけである。だから、もう足を止めている必要もないのに、彼女の足は動かず、何もないはずの暗闇をじっと凝視していた。その瞳は、何かを探そうとしているわけではなかった。正体不明の何かが、彼女をそうさせていた。認知できない、そして理解できない何か――。
「人とは不思議」
 背後から声が聞こえた。びっくりして振り返り――言葉を無くした。そこにいたのは、彼女自身だった。まっさらな表情、そして何も感情がこもっていない瞳で、彼女を見ている。自分が自分を見ているその奇妙なこの現状に、彼女の気持ちが付いていけない。混乱する彼女の気持ちなど、もう一人の彼女には関係がないのだろう。話を続ける。
「自分の親を恨む。なぜ? 私には、その感情が理解できない。非常に興味深い。あなたを、私は選ぶ。私が、人を知るために」
 くっと体が後ろに引っ張られる。路地の向こう側――なにもなかったはずのそこに、ぽっかりと穴が開いている。周りの闇と違って、穴の中は色んな絵の具を塗り合わせたような色合いを見せていた。不思議な色だった。心から何かが消えていく、妙な浮揚感。彼女は、気付けばその穴に向かって右手を差し出していた。感情がそうさせているわけではない。本能が、そこにあるなにかを欲していた。
「あなたは、この世界を否定してもいい」
「世界を否定してもいい・・・」
 抑揚なく繰り返した彼女の背中を、もう一人の彼女がポンと突き飛ばした。

 扉を潜り抜ける。現実から異界へのシフト。その感覚は浮遊感に似ているが、現実で味わえる感覚とは、全く違うものだ。そんな違和感もほんの一瞬の事。世界が色を持つとき、感覚は異界に焦点を合わせる。
「・・・あれ?」
 敏弥は、周りの風景を見て、首をかしげた。敏弥――新壁(あらかべ)敏弥は、十六歳の少年である。穏やかな顔立ち。すらりとした背格好だが、決して痩せすぎているわけではない。二枚目と言うわけではないが、そこそこ整った顔立ちをしている。
 探求者。それは異界に潜り、異界の発生源を回収する仕事をする者達の総称。敏弥は、その探求者であり、依頼を受けて現在に至っている。
 彼に続いて、彼の先輩に当たる輅撩(くるまりょう)と輅優衣も異界の大地に降り立つ。撩は、敏弥の二つ上で十八歳。厳格な表情で、男前である。無駄のない体つきをしており、その姿はまるで侍のようである。その妹である優衣は、十四歳。背の半ばほどまである長くて美しい髪。意志の強さを宿す瞳は鋭く、少しきつめな印象がある美少女だ。ただ、背が小さく胸は絶壁で、スタイルには恵まれてはいない。


3月30日
タイトル:『永遠の物語 外伝〜仮面〜』 10P漫画
作者:狂舞 神
サークル名:justice shine
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2月23日
タイトル:『血ノ眼』 10P漫画
作者:レタス田キャベ彦
サークル名:BRAVE NEW LETTUCE
HP:http://www.geocities.jp/brave_new_lettuce_jp/
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2月9日
タイトル:『say goodbye』 22P小説
作者:神崎 ゆうや
サークル名:MISYU演劇団
HP:http://biritennsaudala.blog47.fc2.com/
冒頭1Pを紹介。
/1
 とにかく、噂にされていたそこは思った以上に真新しい気がした。
 古美術店、というぐらいだから店自体が古びているだろうという偏見があったので些細な事ではあるが、驚いたのもまた紛れも無い事実である。
 ちなみに私は美術品なんて大層なものとお目にかかった事がない。いや、家に多少あったかもしれないが、父親が見栄を張って買ったような三文の価値もしない皿やら壷があるぐらいで、本当の美術品となると縁遠い場所にあるだろう。
そもそも自分からそれらの品を買おうとも思わないし、美術展という、見るだけで金を取るような施設やイベントがあるようなところにも行こうとは思わない。それが今の私とそれとの立ち位置である。
そんな一品一品の品の価値が分からないわたしにとって、それで店の経営が成り立っているのかどうか甚だ疑問であるし、それで食い繋いでいこうという人間の精神が理解出来なかった。
眼福という言葉は人生にゆとりのある奴らにしかない、くだらない感情である。
だからこそ、この建物がこうも周りと比べても小奇麗に見えるのが面白くない。
商店街となると、もはやゴーストタウンに近い趣で随分と寂れてしまった過去の遺物である。昔は栄えていたかもしれないが、今が駄目ならそれはもう不要なモノであろう。
……そんな不要なモノのところに私が来ているのには、訳がある。でなければ、好き好んでこんな所に来ようとは思わない。
その訳というのは、この古美術店の店主にある依頼をしたいからである。
当たり前だが、美術品を売ってくれなんていう話でもないし、取り寄せてくれなどという依頼をするわけでもない。もっと奇天烈な依頼である。
奇天烈な依頼、というからには、本当に奇天烈なのだ。ふざけているのだ。馬鹿にしているのだ。
しかし、その依頼が本当に受理されたら。私はどんなに救われる事だろうか。きっと、生まれてきた中で一番、清々しい気持ちになれるだろう。

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関西コミティア36 情報
もう、今週の話だったんでしたね。忘れてました。 ...続きを見る
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2010/05/14 18:15

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