堕天王の逝く道

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<<   作成日時 : 2009/07/15 22:23   >>

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現在、合同誌用の小説を執筆中です。
1〜3ページあたりをウロウロ。書いたり、消したり、繰り返しております。

最初、ポンと最終決戦の一部を書いて、次に話を最初に戻して、ダラダラと説明を混ぜつつ、話を進行させていたのですが、ダラダラ感が酷すぎて、抹殺。キャラの容姿とか、世界観の説明はしすぎるとウザイんですよね。読み手としても、キャラの姿があぁ〜だ、こぉ〜だ、と書かれても、ミジンコも想像できないし。結構、読み飛ばす。世界観なんかも、究極、書かなくてもOKかと思ってしまったら、つらつらと並ぶ文字が、これまた鬱陶しい。

テンポ良く、ガンガン進めるか。そういう境地に至り、書いてみるものの、すっきりはしない。
なかなかどうして、難しいものだ。

行き詰った時は、大抵、ライトノベルを読んでいる。作風として、こっちが近いから。でも、最近のは持っていないので、『天高く〜』とか『オーフェン』とかを参考に。意外と参考にならないのが、『フルメタ』。あの人のは、異色過ぎてマネが出来ん。

さて、本当にどう書くかな。真面目にコツコツ進めるか、テンポを重視して、ポンポンと跳ねさせるか。
書きまくっていたら、なんとなく掴めて来るかな。

↓現在書いたところ。まだ、改良の余地ありか。
優衣の毒舌は、スラスラと出るから楽だな。撩の性格と口調が、練習したのにさっぱり掴めん。泣きそう。

第二稿

 上は、超絶な美人の裸体。でも、下半身は巨大な蛇のよう。一言で言えば、それはゲテモノだ。右肩には、犬の顔が三つ。背中からは、蛇の頭が七つももたげている。絵に描いたような、化け物。こんなものを、恐れない人間はいない。
『我の娘、キマイラよ』
 低く重たい声が響くと、今度は腹部に虎の顔のようなものが姿を現した。その瞬間、化け物の体が赤く光った。
「炎の耐性を得た?! もう、なんて厄介な奴なの!」
 優衣の声音は、面倒臭さに磨きがかかっている。
「新壁君、君はヒドゥラを狙え。俺が、キマイラを叩く」
 大きな剣に乗って空を飛んでいる撩から指令が来る。ヒドゥラとは、化け物の背中から生えている、蛇の頭の事だ。あれは厄介だ。五分に一回、化け物の体力を十パーセントも回復する。体力の総量が多いため、一度回復されてしまうと、与えたダメージが見事に打ち消されてしまう。
 己の意志の力で生み出した、己の武器。心の在り方。目指すべき高みへと至るための道標である刀を構えて、化け物を見据えた。
 化け物の名は、エキ・ドゥナ。取り込まれてしまった少年が、某ゲームを基に産み落とした、この異界の主。そして、少年をこの異界へと繋ぎとめる、楔でもある。
 アレを倒さなければならない。それが、彼らの仕事でもある。だが、それだけではない。目の前にいるのは、昔の自分。必ず、助けなければならない。現世が暗闇ばかりではない事を、彼に教えてあげなければならないのだ。
 昔、彼にそれを教えてくれた、輅兄妹のように――。
「・・・待っていろ。今、助ける・・・!!」


 1.『助けた少女は、被害者だった』
 白を基本にした壁に、豪華絢爛な武器や防具の列。車が三台通っても余裕がある、大きな廊下がどこまでも続いていた。ここは、異界と呼ばれる場所。現世の裏側の世界。書割の向こう側。そこに迷い込んでしまった人間『失踪者』を救助する――というのは、表向きの事情であるが、結果的には救助するものたちのことを、『探求者』と呼ぶ。
 廊下を歩く三人が、その探求者だ。
 先頭を切って歩いているのは、新壁敏弥。いわゆる、『スポーツ刈り』と呼ばれる髪型の、どこにでもいそうな十六歳の少年である。やや赤みを帯びた鎧を身に纏い、角が両方から飛び出た兜を身に付けている。彼の役目は、『贄』だ。先の分からないダンジョンで、最初に未知のモンスターに襲撃されたり、トラップにはまったり――彼が酷い目にあっているうちに、対策を考えるのが、彼の後ろの輅優衣である。年は、十四歳。ロングヘアーの小柄な少女であるが、その瞳は獣一匹ぐらい睨んで殺せそうな勢いで鋭い。白いマントを羽織り、中は学校の制服のような茶色のブレザーと、緑色のチェックのスカート。そして、黒いストッキングをつけている。彼女は、魔法使いだ。どちらかといえば、『白』寄り――補助魔法、回復魔法が得意なほうの魔法使い。両手の平を広げた程度の大きさの青色の機械を操作しながら、敏弥の後ろを歩いている。青色の機械は、『端末』とか『ルールブック』と呼ばれている品物だ。探求者一人一人に配布されているもので、この端末を使い、異界が蓄積している情報、アカシックレコードと呼ばれるそれにアクセスし、情報を得ているのだ。現在、優衣はマッピング中である。
 そして、殿を務めているのが、輅撩。優衣の兄である。彼の年は、十八歳。ショートヘアの、目が覚めるような美形の少年であるが、表情が硬く、常に気難しそうな顔をしているため、第一印象は『怖い』ということが多い。彼の鎧は若干緑色であるが、敏弥の鎧のようにゴツゴツはしておらず、部類としてはライトアーマーに近い。兜も被っておらず、代わりに美しい真っ白な鳥の羽を右側頭部に付けていた。彼の役目は、バックアタックへの対応である。それは、このパーティの中で、もっとも実力があることを示していた。
 三人は、依頼を受けてここにいる。依頼の内容は、失踪した女子高生の保護だ。
「ん?」
 マッピング操作中だった端末が、『ピ〜ン』と音を鳴らした。ほぼ同時、少し先の曲がり角から、謎の物体が計五体、姿を現す。足は、六本足。頭は、ランプのよう。全体的に、機械っぽい物体だ。
「・・・『ライト・チェイサー』か。蹴散らして」
 さして驚くこともなく、優衣は指令を出す。
「あいよ、了解」
 敏弥が突っ込んでいく。たった一人で。撩はまったく動かない。相手は、ザコなのだ。撩が、わざわざ出張る必要がないぐらいの。結果的に、敏弥はさして苦労もせず、謎の物体を撃破しきってしまった。
「ふぅ・・・楽勝っと。優衣ちゃん、こいつら・・・ガフッ!」
 優衣の華麗な膝蹴りが顔面に直撃する。
「ちゃん付けで呼ぶなんて、何様?」
「す、すんません。輅さん。つい」
 鼻頭を押さえ、涙目の敏弥。
「アイテテ・・・あの、こいつらどっかで見たことないっすか?」
「・・・私も引っかかっているんだけど、ダメね、現状ではわかんない」
 消えていく物体を見つめつつ、優衣が答える。
 異界に構築されたダンジョンや、そこに徘徊するモンスターは、異界に取り込まれた人間の知識から創造されることが多い。もし、人間の知識から創造されたものであれば、モデルになったものが必ず存在する事となる。大抵、ゲームやアニメから作られていることが多く、もしモデルになったものが判明したならば、異界の攻略が楽になるのである。


第三稿
 1.『デスマッチ開催』
 ごくごく普通の依頼だった。
「どうか、娘を探してください・・・!」
 失踪した女子高生。『失踪者』――すなわち異界に取り込まれたと認定されたため、『探求者』の仕事となった。
 この世界の裏側に存在する異界。ただ存在しているだけならば問題ないのだが、時折異界に人が迷い込む事がある。人は、迷い込んだ先で楽園を作る。その楽園を放っておけば、現実世界に影響を与え、大惨事となることがある。そうなる前に対応するのが、『探求者』の仕事だ。
『へぇ、探求者って単独で動いているわけじゃないんだ』
 空間を揺らす、男の声。声の主は、そこにはいない。気絶した失踪していた少女を取り囲み、撩、優衣、敏弥の三人は注意深く周りを観察している。
 失踪した女子高生自体は、なんなく見つかった。
『お願い・・・ワタシ・・・タズケデェ』
 上半身を、巨大なこうもりに捕まえられた状態で。そのこうもりは、あっさり撩と敏弥の手にかかって、霧散した。見た目ほど、強くはなかった。これで依頼も終わりかと思ったのだが――この男の声である。
「うっざいわね」
 優衣が、不機嫌そうに呟く。
「姿も見せられない腐れドニートは、二次元にでも恋をしていればいいのよ!」
『僕はね、君みたいな奴が一番嫌いなんだよね・・・!』
「へぇ、それは超嬉しい!! アンタみたいなダンゴムシ野郎に好かれたら、この世の地獄よ! コキュトスでタップダンスを踊っていた方が、本気でマシレベルね!」
「輅さん、あんまり相手を刺激するのは・・・」
「うるさい! 我慢ならないのよ! なに? なんなのよ!? とっとと要求を言いなさいよ! そんなグズだから、異界に取り込まれるのよ! まったく面倒だから、首くくってくたばってよね!」
「優衣、止めなさい」
 兄である撩が、静かに制した。その事に、優衣は不満そうな顔をする。
「でも、お兄様・・・」
「今は、黙りなさい」
 兄の言葉は、彼女にとっては絶対だ。唇を噛み、言葉を封じた。だが、それでも耐えられなかったようで、思いっきり敏弥の足を踏みつけていた。
「んぎぃ!」
「新壁君も黙りなさい」
 悲鳴を言うことも許されなかった。
「で、君は何者だ? 手短にお願いする」
『・・・気が変わったよ。君たちは、特別待遇にしてやる。せいぜい、苦しんで死ね』
 声がそう告げた途端、三人の前の空間が揺らぎ、巨大な青い甲冑を身に纏ったモンスターが姿を現した。さきほど、失踪していた女子高生を捕まえていたこうもりとは、明らかに格が違う相手である。

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