堕天王の逝く道

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zoom RSS 由紀子・夏樹編 第四話 『青き瞳の少女』

<<   作成日時 : 2008/06/14 21:15   >>

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夜勤明けでございます。ばっさ、眠たいです。
10時帰宅 11時就寝 14時30分起床 15時昼食
16時就寝 20時起床 20時30分夕食
食って、寝って、食って、寝って、なんだこのダメ人間。

小説の前に少し。

福岡ブラックインフォメーション様
http://www.diced.jp/~fbi/
背中に傘を差した爺さん(笑。

え、があったりなかったり様
http://yu65026.hp.infoseek.co.jp/
うどんげが可愛い。

絵が上手い人は、本当に憧れます。


話を戻して、第四話です。
今回は、氷女沙夜というキャラの話。沙夜自体は、後半のキーキャラで、彼女の能力なしでは由紀子編は語れない。
とのことで、カットせず修正する事に。
元は、私の文通相手のキャラです。私としても結構お気に入りのキャラですが、なかなか使い切れていないのが現状のような気がしています。内面に秘めたドス黒さと、本来持っている優しさ、素直さ、他者を攻撃した事がある暗い過去など、複雑すぎて手に負えないのが、主な原因な気が(苦笑。

では、第四話です。よろしくお願いします。


 第四話 『青き瞳の少女』

 2005年 5月
 初夏の爽やかな風が、山の頂上から吹き降ろしてくる。
「あぁ、涼しい。結構、登ってきたね」
 由紀子は、後ろを振り返り、少し遅れて付いてきている神華に声をかけた。神華は、日差しをガードするためか、白いつば広の帽子をかぶっていた。
「はい、結構・・・登りましたぁ〜」
 由紀子も体力があるほうではないが、神華の体力のなさ加減は、尋常ではないようだ。もう、いますぐにでも座りこんでしまいそうである。
「休憩する?」
「いえ、もう少し、頑張ります」
 ここは、若草山。二人は、この山の中腹よりも若干上にある公園を目指して歩いていた。折角のゴールデンウィークである。公園では、そろそろツツジが咲いているのでなかろうか、とのことで二人は山を登っていた。夏樹や椿の姿が見えないのは、それぞれ用事があって来られなかったのである。
「後、半分ぐらいあるよ。そろそろ、休憩しよう」
 頑張るという神華であるが、目に見えて速度が落ちていた。一休みさせた方が、無難であると由紀子は判断したのだ。
 どこか、休むのに丁度いい場所はないものか。周りを見渡そうとしながら歩いていた由紀子は、突然民家から飛び出してきた少女に気付けなかった。
 衝突する二人。
「うわっ!」
「きゃぁ!」
 二人の悲鳴が、響き渡る。由紀子は、軽くよろけたぐらいだったが、少女の方は進路を無理やり変えようとして失敗したらしく、派手に転がっていた。とても痛そうである。
「だ、大丈夫?! ごめん、全然前見てなかった。怪我してない?」
「由紀子さん、大丈夫ですか?」
 神華も追いついてくる。
「わ、私のほうこそ、ごめんなさい! あの、その・・・」
 少女は、座ったまま慌てふためいている。由紀子は、彼女の側で屈み、視線を合わせてあげた。
「私は、大丈夫。あなたの方こそ、派手にこけていたけど、怪我、してない?」
 もう一度、ゆっくりと語りかける。その時、少女と目が合い、驚いた。少女の瞳の色が、青色だったのだ。神華も少し青色が混ざっているが、少女のはなんの混ざり気もない、青一点のみ。清々しくも美しい、空の色だった。
「わ、私は大丈夫です。ごめんなさい、本当にごめんなさい」
 少女は、視線を逸らすと、何度も謝りつつ民家の方へと帰っていく。その後姿がなんとも寂しげで――。
「待って」
 気付いたら、由紀子は少女を呼び止めていた。少女は、足を止めたが振り向かなかった。瞳の色を、気にしているのだろう。
「あ、えと・・・休憩場所を探しているんだけど、近くにいいところないかなとか・・・」
「休憩場所・・・」
 少女は、真剣に考えてくれているようだ。
「あの・・・ウチの玄関でいいなら」
「いいの?」
「お婆ちゃんがいないから、家には上げられないけど、玄関なら大丈夫だと思う」
 由紀子は、彼女の言葉に甘える事にした。

 立派な家である。玄関も広くて、神華と二人、座っていてもかなり余裕があった。少女が出してくれた麦茶を口に含む。
「えと、名前、聞いていい? 私は、小泉由紀子」
「天野神華です」
「氷女(こおりめ)・・・沙夜です」
 不思議な苗字に、由紀子は驚いていた。
「コオリメ・・・どう書くの?」
「氷の女と書いて、『こおりめ』です」
「へぇ、変わっているね。初めて聞いた」
 温度が、外とだいぶ違う。肌寒さを感じるほどに、ほどよく冷えていた。麦茶をまた飲む。会話が途切れてしまった。どうしたものかと考え込む。考えているうちに、麦茶は空になってしまった。空になったらならば、ここを後にしなければならない。それでいいのか? 由紀子は自問自答した。答えは出ていた。後は、勇気が必要だった。
「由紀子さん?」
 考え込んでいる由紀子を、心配している神華。
 由紀子は、決心した。
「あの・・・氷女さん。私たちと、一緒に来ない?」
「えっ?」
 さすがに沙夜も戸惑っていた。
「あ、忙しかったら無理に、とは言わないけど」
「・・・どうして?」
 沙夜の疑問は、当然であった。突然、一緒に来いと言われても、誰でも困る。
「・・・なんとなく、寂しそう・・・だったから」
「氷女さん、一緒に行きませんか? 外はとても穏やかな天気です。こうやって巡りあえたのも、きっと何かのご縁です。青い瞳の事、気にしていらっしゃるようですが、私も少し、目は青いです」
 神華は、自分の瞳を指差して見せた。
「そんな私とでも、由紀子さんは分け隔てなく付き合ってくれます。だから、何も心配する事はありませんよ」
「神華さん・・・」
 神華のフォローはありがたかった。由紀子では、彼女ほど上手に事を運ぶ事ができない。
「私が・・・付いていっても・・・いいんですか? 迷惑・・・に・・・なりませんか?」
「私なんか、さっきから迷惑のかけっぱなしです。山登り、苦手なんです」
「ツツジを見に行くつもりなんだ。上の公園に」
「・・・行きます」
 沙夜は、本当に嬉しそうに微笑み、由紀子を心の底から安心させた。

「氷女さんは、この町の出身?」
 沙夜は山を登るために、スカートからジーパンに履き替えていた。
「いいえ、最近この町に。その前は、天妙に」
「天妙ですか。都会ですね」
 神華が言うとおり、天妙はこの辺りでは一番栄えた町である。ちなみに櫻町は、この辺りでは一番冴えない田舎町である。
「いいなぁ。私も都会に住んでみたいよ。ネッカフェとかこの町ないしね。もう最悪」
「ネッカフェ? コーヒーの新種?」
 沙夜のお惚け発言に由紀子が吹いた。
「コーヒーの新種って・・・」
「由紀子さんが変な縮め方をするからですよ。インターネットカフェ、ご存知ありませんか?」
「あ・・・パソコンが出来る所?」
「それです。でも私も、いまいちパソコンとかインターネットとか、分かりませんけど。電子機械扱うとよく壊しちゃうので、触らせてくれないんですよ」
「なにそれ、ナチュラル家電クラッシャー? 現代の敵じゃない」
「邪神崇めている人に言われたくないです。えい、退け悪魔」
「ちょっと、ロザリオとか近づけないでよ! 溶ける!」
 慌てて神華から逃げる由紀子。そんな様子がおかしくて、沙夜はくすくすと笑っていた。
 由紀子達は、舗装された道を歩いている。公園まで、分かれ道はない。まっすぐ道沿いに歩いていれば、その内着くような場所である。
「この町の出身じゃないなら、櫻の姫様の伝説とか知らないよね?」
 のんびり歩きながら、由紀子は話を進めた。
「櫻の姫様?」
「昔ね、この辺りには宇野国という国があってね。この山の頂上には、宇野国の城跡があるのよ。ちなみにこの町の名前は、その宇野国の最後の領主、すなわち櫻姫からつけられたものなのよ」
 由紀子が、青々とした山を見据える。
「最後って事は・・・滅びてしまったんですか?」
「うん、安土桃山時代のお話よ。豊臣秀吉を倒すために、鹿児島のとある大名が動いたの。兵力は、およそ三十万。運が悪い事に、宇野国はその進路上にあったわけよ。鹿児島の大名は、こう言ったわ。兵力と食料を補充させろって。しかしね、櫻姫はその話を蹴って、千にも満たない兵力で戦いを挑んだのよ。まぁ、結果は見えていたわね。城に閉じ込められた彼らは、全員その場で自害したと伝えられているわ」
 言葉を失っている沙夜。構わず、由紀子は話を続けた。
「何故彼女が鹿児島の大名の話を受け入れなかったのかは、大きな謎となっているの。それに、兵は自害となっているんだけどね、櫻姫の記述はないのよ。死んでいたのか、生き延びていたのか。資料が全然ないから、分かんないんだけどね。敢えて、こんな地方の伝承を調べている人もいないし」
「この町に『櫻』とつけたり、御櫻(みさくら)神社というのがあったりするぐらいですから、少なくとも彼女の思いは、後世の人に受け継がれていったと、私は思っています」
 神華も話を知っていたようで、そう由紀子の説明に補足を付け加えた。山を見上げ、森を見渡す沙夜。五月の爽やかな風を受けて、揺れる木々。それを見て、沙夜は何かに気付いた様子。
「待って・・・!」
「どうしたの?」
 不思議そうに足を止める由紀子。神華も足を止めた。沙夜は、彼女らに説明することなく、周りを見渡していた。一体何を見ているのだろうか。由紀子も沙夜の視線を追いかけたが、いまいちよく分からない。沙夜は、かなり切迫した表情をしている。一体、何がそうさせているのか――。
 突然、周りの風景が一変した。
「へっ?」
 由紀子の間抜けな声が、静かな森の中に響き渡った。さきほどまで三人は、間違いなく舗装された山道を歩いていた。しかし、沙夜の切羽詰った声から数秒もしないうちに、周りはうっそうとした森の中に変化していたのだ。
「どういうこと、これ? 私たちはさっきまで確かに・・・そうだよね、神華さん」
「そのはずです。氷女さん、説明を求めてもよろしいですか?」
「あ、さっき『待って』とか・・・どういう意味?」
 沙夜は少し、考え込んでいた。我慢強く、由紀子も神華も彼女が話し出すのを待った。
「・・・私、不思議な力があるんです」
 沙夜は、そう切り出した。
「霊媒。不思議な事、『視える』んです」
「霊媒! 氷女さんは、霊能者なの?!」
 驚く由紀子に、沙夜は寂しげに首を横に振る。それが何を意味しているのか、由紀子は咄嗟に理解した。
「・・・ゴメン。でも、安心して。誰にも言わないし、その事で氷女さんの事、突き放したりはしないから。ね、神華さん」
「はい、当然です」
 二人にそう言われ、沙夜は戸惑いつつもその優しさを受け入れた様子。泣きそうになりながらも、微笑んでいた。
「ありがとう・・・ございます・・・」
「それで、氷女さん的には、どうなの?」
「さっき、切り替わる瞬間に、声がしました」
「声? 由紀子さん、聞こえましたか?」
 由紀子は頭を横に振る。
「全然。何も聞こえなかった」
「とっても、無機質で冷たい声でした。『良い目をしている』、そう聞こえました。きっと、私の能力のことを言っているんだと思います。ごめんなさい。もしかしたら、私が・・・巻き込んでしまったかもしれません・・・」
「分からない事は考えても仕方ないよ。そんなに自分を責めないでいいから」
 改めて、周りを見渡す由紀子。獣道も何もない、うっそうとした森の中である。場所を把握できるものは、何もなかった。
「・・・歩いてここまで来たことは間違いないと思うので、若草山だと思います」
 沙夜が、すかさずフォローしてくれる。
「ねぇ、この先、どうやらひらけているみたいよ」
 由紀子は、登り方面を指差した。山を降りるのであれば、降(くだ)るのが基本である。しかし――。
「行ってみない? わざわざここまで連れてこられたという事は、きっと意味がある。その意味を知らない限り、こういう場合、山から降りられないんだと思うんだけど、どう?」
「私は由紀子さんに賛成いたします。氷女さんは、どう思いますか?」
 沙夜は、難しい顔をしていた。
「・・・その通りかもしれません。でも、気をつけてください。この先、とても嫌な感じがします。暗くて、冷たくて、悲しい・・・そんな思いが、一杯広がっています」
「・・・行こう」
 由紀子が、神華と沙夜にそれぞれ手を差し伸べた。三人は手を繋いで、山を登り始めた。そこに何があるのか――確かめるために。

 森の中にぽっかりと空いたその場所は、見渡せる限りで運動場の半分程度といったところか。前方には、左半分しか残っていない2メートルほどの鉄枠の門と、それに連なる風化した塀。ところどころ穴が開いたり、上部の方から壊れていたりと、散々な姿である。
「寂しい所ですね」
 神華の声が、静かに響く。門の向こう側は、建物があったような形跡は全くなく、ただただ好き放題に雑草が生えている。もし、この中に建物があったとしたら、それは家とかそういうレベルではない。屋敷と呼べるものが、どっかりと腰を落ち着けていたのかもしれない。どこかの金持ちの別荘か、はたまた本家か。表札らしきものもないので、ここに何があったのかは空想することしか出来ない。
「由紀子さん、あれ」
 神華が指差していたものは、塀の手前ある石碑だった。石でくみ上げられた台に、人の身長と同じぐらいの岩が立てられており、平らに削った場所に『空音・音子、安らかに眠れ』と彫られ、金箔が塗り込められていた。
「なんて読むのでしょう。分かりますか?」
 由紀子は、魂が抜けたような表情で、石碑を見上げていた。その黒い瞳の色が、急に赤い色へと変貌した。それと同時に、ほほを滑る一滴の涙。
「お母様、姉様・・・こんな所にいらっしゃったんですね。やっと会えた・・・」
「由紀子さん・・・?」
 神華と沙夜の手から離れ、石碑に歩み寄り愛おしそうに触れる由紀子。その瞬間、弾けるように由紀子は我に返った。瞳の色も、幻だったかのように黒い色に戻っていた。
「あれ・・・? 私・・・なんで・・・泣いているの?」
 頬を伝わっていた涙を拭い、呟く。石碑を見た瞬間、悲しさが湧き上がってきた。だが、その理由が分からない。由紀子は、石碑に書かれている人たちを知らない。知らないのだ。知らないはずなのだ。
 どことなく由紀子の表情が強張り始めている事に、神華は気付いていた。だから、咄嗟に彼女は由紀子の手を引いていた。
「戻りましょう。ここには、なにもありません」
「そ、そうだね・・・戻ろう」
 由紀子も深くは考えたくなかったため、神華の言葉に従った。共に山を降りようとした振り返ったとき、沙夜が頭を抱えて座り込んでいるのに気が付いた。
「氷女さん?! どうしたの? 頭、痛いの?」
 由紀子の言葉に、沙夜は首を横に振った。
「・・・『声』が」
 沙夜は脂汗をかいていた。尋常ではない様子である。
「声? 声って・・・声?」
 周りを見渡しても、耳を済ませても沙夜がいう『声』は聞こえてこない。またしても、彼女だけに聞こえる声なのか。
「私の中に・・・入ってくる・・・!」
 そこで由紀子は、あることに気付いた。沙夜は、言っていた、自分の能力は、霊媒である――と。
「もしかして・・・! とりあえず山を降りよう。ここは、沙夜ちゃんにとってよくない場所みたい」
「でもどこから?」
「とりあえず下に降りればいいのよ」
 沙夜を支え、来た道を戻ろうとしたその時、彼女たちの前に一匹のオレンジ色の猫が現れた。
「あら可愛い」
「この猫・・・」
 由紀子には、見覚えがあった。
「知っているんですか?」
「うん、時折見かけるのよ。首輪もしてないから、ノラだとは思うけど」
 そんな風に話をしていると、猫はきびすを返して山を降り始めた。由紀子と神華は、顔を見合わせた。
「もしかしなくても、案内する気なのかな」
「猫は、使い魔にもなるぐらい賢い生き物ですから、あの猫もまた何かに使役されていたり・・・これでは由紀子さんと同じですね」
「その説、面白いわ。案外、ウチの母親だったりしてね」
「猫を使役されているんですか?」
「そういうわけじゃないけど、不思議な人なのよ。猫の一匹や二匹、使役していそうなぐらいにね」
 母親のことを思い出して、由紀子は苦笑を浮かべていた。

 由紀子たちは、オレンジ色の猫の案内により、無事山を降りることが出来た。近くに最初目指していた所とは違う、小さな公園があったため、そこの東屋(あずまや)へと、とりあえず避難した。
「氷女さん、お茶」
 少し落ち着きを取り戻した沙夜は、由紀子が差し出したお茶を一気に飲み干し、重いため息を吐いた。心底疲れた顔をしている。
「大丈夫?」
「はい・・・もう大丈夫です」
「はぁ、良かった。何事もなくて」
「本当に心配しました」
 安堵する由紀子と神華であるが、沙夜の表情は暗い。
「私のせいで・・・ごめんなさい・・・」
 由紀子は苦笑し、沙夜の頭を軽く拳で叩いた。びっくりして頭をさする沙夜に、由紀子は言った。
「氷女さんのせいじゃない。誰もそう思ってない」
 由紀子の言葉は、確かに沙夜に届いたのだろう。彼女はまた泣きそうな顔で笑顔を作り――。
「はい」
 と小さく返事をしていた。
「あ、由紀子さん。あそこ、少しですがツツジが咲いていますよ」
 山の土手に少しばかりツツジが咲いていたが、圧倒的に数が少ない。
「あちゃ、あんまり咲いてないね。少し、早すぎたね」
「でも、綺麗です。あ、弁当、食べません? 少し遅くなっちゃいましたが、私、お腹ペコペコです」
「あぁ、私も。沙夜ちゃん、一緒に食べよう。母さんに言って、少し多めに作ってあるからさ」
「私も、恵美子さんに頼んで、多めに作ってもらいました。一緒に食べましょう」
 沙夜は、堪えられなくなって涙を流した。嬉しかったのだろう。彼女が、どういう経緯でこんな田舎町に来たのかは分からない。でも、『青い瞳』と『霊媒』、その二つが彼女を苦しめてきたのは間違いない。寂しげな後姿は、そのためだったのだろう。
「いただきます。一緒に・・・いさせてください・・・」
 泣きながら、沙夜は言った。由紀子も神華も、そんな彼女を笑顔で受け入れた。

END


終わり方に悩んでいたので、少しキリが悪いかなとか、思わないこともない。
第五話 『沙夜の能力を封印しましょう 前編』は、現在中盤辺りです。
次回は、私のお気に入りキャラで、生きる最強伝説の『水及(みなの)』様が登場します。
彼女の、猫被りスキルは、半端ないです。

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