堕天王の逝く道

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zoom RSS しゅごキャラ!とバンブーブレードの感想と、長編は一旦休止で短編公開

<<   作成日時 : 2008/02/05 21:47   >>

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最近、本当に調子の方が芳しくありません。
おかげで、少し遅れてしまいました。アニメの感想と、節分の小説。
長編を一旦切って、今日は短編を公開いたします。

先におまけで、リンク先の更新紹介
TETRYS
http://tetb.blog94.fc2.com/
最近、更新が多く、絵も綺麗です。
まほろさんには感動しました。
どうぞよろしく。

では、先にアニメから。

しゅごキャラ! http://shugo-chara.com/
二階堂、本格的に動き出した。しかし、御前とかいう奴、あるのかも定かではない品物を早く探せと催促ですか。無理難題だろう、お前。唯世と空海が喧嘩?! という流れでしたが、そのどれもが仕組んだ二階堂を逆に罠にかけることだったみたい。子供に見破られて、馬鹿にされる二階堂。なんか哀れ。あむのステッキは、ここで登場か。やっていることは、漫画版で装置を壊した時と一緒なんだが・・・ん? じゃ、装置はどうやって壊すんだろう。まさか同じ事は二度もしないだろう。最後に、あんなのスピーチでもなんでもねぇ(笑。

バンブーブレード http://www.bambooblade.jp/pc/
渾身の突きは、小西を再起不能に(笑。父親曰く、『修羅』が付いているとかなんとか。お、恐ろしい。時代が時代なら、斉藤一を超える牙突使いか。ガトツエロスタ〜イム。キリノが最後にポカやって、試合は結局負けに。まぁ、こんなものか。
道場に何かが足りないと首をひねる先生。勇次の習字はいいが、ダンの無駄に上手いその絵はちょっと・・・(苦笑。タマちゃんの賞状は、結局親バカのお父さんの手に。てか、なんでこのおっさん、こんなに可愛いというかなんというかなぁ、もう(笑。

続いて、節分をテーマに書いた短編です。


 魔を払うべし!

<登場人物>
橘(たちばな)櫻(さくら):除霊屋橘家の次女(養女)。中学二年生。本名は、藤堂櫻。
橘椿(たちばなつばき):櫻の戸籍上の姉。高校一年生であるが、年齢は17歳。
黒百合李梨華(くろゆりりりか):一月の終わり、日本神族会からお手伝いとして藤堂家に派遣されてきた少女。その正体は、元『淫魔』。年齢は、数えて734歳とのこと。
藤堂水及(とうどうみなの):藤堂家の仮初(かりそめ)の次女。櫻の一応妹になり、水及もそれを演じている。一月の半ば頃、半神半人から完全な人へと戻る。年齢は、櫻の一個下。13歳である。
藤堂(とうどう)晃(あきら):藤堂家の長男で、高校一年生。個性的な家族に振り回されるのがお役目。

除霊屋:『この世の理から外れしモノ達を調整する者』達の総称。
橘家:かつては日本全土(一部を除いて)を支配していた最強の除霊屋だった。現在は、九州分家を残すのみとなっているが、それでも絶大なる権限を持っている。
藤堂家:『藤堂一家惨殺事件』という事件の舞台。除霊屋とは関係ないが、大きな過ちとしてその名は深く刻まれている。
日本神族会:日本の霊的組織の頂点、除霊屋の上部組織にあたる。天照大神(あまてらすおおみかみ)を中心とし、日本書紀に名を連ねる神族が主に所属している。

 日も落ちようかという頃、妹の櫻が出かけようとしているのに気付いた椿は、不思議そうに『お買い物?』と尋ねた。内心、買い物に行くには少し時間が遅いな――と思っていた。
「少し実家に」
 靴を履きながら、櫻は答えた。その傍らには、透明のビニール袋に入れられた豆が置いてある。ふと、思い至った。今日は、節分なのだ。しかし、なぜ実家に豆を持って帰るのだろうか。豆まきがしたければ、ここですればいいものを――そう思っていた椿に、靴を履き終えた櫻が、振り返り言った。
「この一年、兄が不幸に巻き込まれないようにするためにも、一番汚らわしい存在を払いに行って参ります」
「あ・・・」
 椿は、思わず苦笑してしまっていた。
「程ほどに。終わったらちゃんと掃除するのですよ」
 櫻にそんな気遣いは必要ないだろうと思いつつも、姉としての責務を果たす。
「はい、では行って参ります」
 まるで聖戦でも始まるかのような凛々しい顔つきで、豆を抱えて実家へと帰る櫻。櫻の兄の苦労を察し、『晃君、今日も頑張ってね』と椿は独り言をこぼした。

 橘家の長い階段を降り終えて、右に折れる。
 大木公園の対面にあるのが、櫻の実家『藤堂家』である。家の前で、『うん』と気合を入れた櫻は、チャイムを鳴らすこともなく、ドアを開けて中へと踏み込んだ。居間へ繋がる扉を開けると、櫻に気づいたこの家のお手伝い、黒百合李梨華が台所から声をかけてきた。
「櫻様、いらっしゃいませ」
 愛らしい、まるで宝石のように煌びやかに輝く笑み。少々容姿が幼いが、特定の趣向の人間にとっては、核ミサイル並みの破壊力を伴うことだろう。しかし、櫻は女である。彼女の素で発生する『魅了(チャーム)』などは効果の対象外だ。
 素早くビニール袋の中に手を入れ、豆を掴み――。
「鬼は外!!」
 と、全速力で李梨華に投げつけた。『ひぃー!』と慄(おのの)く彼女を尻目に、櫻はゆっくりとした動作で『福は内』と家の中に豆を撒く。そして、また豆を掴んで――。
「鬼は外!!」
 再び、全力で李梨華に豆を投げつけた。
「あう! あ、あの、な、なんだか、属性ダメージがビシビシと来ちゃってるんですが、痛い、痛い! うぅ・・・単なる豆なのに! 凄く痛いよ〜! はう!」
 李梨華は『淫魔』、すなわちデーモン、魔属性である。神殿で清め、櫻自身の力も込められた豆。痛くないはずがない。
 そんな折、もう一人の住人である水及が帰って来た。それに気付いた李梨華は、すかさず水及に助けを求めた。
「み、水及様! 櫻さんが、豆を投げるんですよ。何とかしてくださいませんか?」
「・・・あ、節分」
 事情を察した水及。そんな彼女に、櫻は豆入った袋の入り口を差し向けた。迷いはほんの数秒だった。
「えい」
 豆を掴んで、李梨華に投げつけた。手痛い裏切りである。
「はう!」
「この際だから、祓ってしまうのも悪くないかも」
 水及はこともなげにそう言い放った。
 李梨華には、二人が正真正銘鬼に見えていたのは言うまでもない。
「だいたい、日本神族会は何を考えているんだか。まったく、淫魔なんて寄こすなんて・・・まったく、まったく!」
「どうせ面白がっているだけだかと。本当に虫唾が走りますね」
 会話をしながらも、豆を投げつける。
 李梨華は、義理の姉に苛め抜かれるシンデレラのように床に倒れ付し、泣きながら耐えていた。それでも容赦がない二人。
 そもそも二人は、李梨華の事を容認していない。水及に至っては、初対面で屠(ほふ)ろうとしていた。今も、半分本気で屠ろうとしている事には変わりはないが。
 李梨華にとって唯一の味方は、櫻の兄に当たる晃だけ。彼が現れたのは、そのあとすぐだった。
「・・・あの、もう止めてあげて」
 申し訳なさそうに、帰宅したばかりの晃が囁くように進言した。水及は驚きつつ、『お、おかえりなさい』と返したが、櫻は『いたの?』と冷たくあしらった。
「李梨華さんは、良くしてくれているよ。櫻や水及の気持ちも分かるけど・・・」
「兄さんに分かってもらっているとか思ってないから」
 晃の言葉を途中で切る、櫻の発言。櫻が怒っている事に気づいた水及は、『姉さん?』と心配そうに呟いていた。
「全然分かってないから!」
「櫻・・・」
 気まずい空気が広がる。
「あの・・・私は気にしていませんから。晃様、どうか、櫻様を責めないで上げてください」
 後ろで李梨華が豆を払いつつ、立ち上がって静かに告げた。諦観しているわけでもない、ただ優しい笑みを浮かべていた。
「・・・そうやって、何でも受け止めるから。私は、絶対に認めない!」
 櫻の怒りさえも、李梨華は柔らかく吸収する。彼女は、『淫魔』と呼ばれる汚れた存在であるが、それにしては人間が出来すぎていた。それ故に、『落ち零れ』扱いだったのかもしれないが。
「掃除機借りるよ。掃除したら、今日は帰るから」
「あぁ、櫻様。掃除は私が」
「いいの! 私がするから、下がれ!」
 二人して、居間を出て行った。晃は、苦笑を浮かべつつ溜息を一つこぼす。その隣で、水及は事の成り行きを静かに見守っていた。
「あれはあれで、いいのかもしれません。姉さんが感情を剥き出しにするということは、それだけ真剣だという証ですし。口ではあぁ言っていますが、姉さんはそれほど嫌っていないように私は感じます」
 その後、『本気だったら、もうとっくに李梨華さんは消滅していますから』と、さらりと怖いことを言ってのけた。それがあながち例えではないのが、恐ろしい。
「うん、僕もそう思うよ」
 掃除機が来るまでの間に、晃は散らかった豆を一つ一つ拾い始める。今度こそ、守り抜かなければならないこの家族の絆を――そんな事を思いながら。

 END


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