堕天王の逝く道

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<<   作成日時 : 2007/11/30 21:13   >>

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昨日、夜勤明けで遊びに行きましたら、
今日、日中ほとんど寝ていたという(大笑。
なんていう、本末転倒よ。

とりあえず、巡回サイトから。

http://yu65026.hp.infoseek.co.jp/
え、があったりなかたり
初音ミクのイラストが更新になりました。
可愛い過ぎる。

てことで、後は小説の連載を。

空白外伝〜春野家の狩人〜 その3

 唖然としている浩二に、美由紀は『なんばしようと。はよう行くよ』と普通に声をかけてきた。
「・・・か、可愛そうじゃなか?」
「死んだら終わり。存在が許されていないものが、残り続けるということは苦痛を伴うと。なら、もう一度殺してやるのが、彼らのためというもんたい」
「そ、そうなんか。テレビでやっている除霊とかとは、違うんやなぁ・・・」
 浩二が持っているイメージは、話を聞いて成仏を促したり、清めて退いてもらったりするもの。それに比べたら、彼女の言い分を聞いていても美由紀の行いは残虐なものに見えた。
「そういう方法を専門にしている除霊屋もおるけど、私の家は代々この方法でやっとる。金もかからんし、簡単やしね」
 そんなものなのか――と、浩二はとりあえず割り切る事にした。除霊屋のことは、今日始めて見聞きした。それについて、浩二がどうこう言えるほどの知識も感情もない。驚きと、怖さばかりが先に立ち、それどころでもない――というのもあるが。
 それから美由紀は出口まで案内する間、湧いて出てくる悪霊どもをばっさばっさと斬り捨てていった。
「な、なんでこげんおるとぉ?!」
「そらぁ、私が除霊屋やけんたい。やられる前にやるつもりなんやろうけど、これぐらいのザコ如きに、私は負けたりせん。だから、黙って付いてこんね。ほんま、しゃーしくてかなわん」
 と言いつつも、近くに湧いた悪霊を斬り捨てる。確かに彼女は強かった。武道の経験もなにもない浩二の目でも分かるほど、圧倒的な蹂躙(じゅうりん)であった。
「ほら、ついたよ」
 辿りついたのは、病院の受付だった。淡い光が、外から漏れてきている。
「入り口? 鍵がかかっとうとじゃないと?」
「鍵は持っとうよ。そうやないと、中には入れんやろうもん」
 鍵を取り出す美由紀から、気まずそうに視線を逸らす浩二。しかし、そうは問屋が卸さない。
「あんたらがぶち破った窓の請求は、きちんとするけんね」
 とっくにばれていた。
 美由紀が鍵を差し込みまわす。カチンという音が聞こえたその時、いきなり美由紀が振り返った。
 浩二を突き飛ばし、彼に襲いかかろうとしていた災難を彼女はその身を挺して受けた。砕け散る木の破片。美由紀は吹き飛ばされ、受付のカウンターに直撃した。
「い・・・いたかぁ・・・死のごたぁ・・・」

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